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デンソー創立記念ポータル

原点〜デンソーらしさを考える〜

デンソーグループでともに働く仲間たちは、日々どのようなデンソーらしさを大切にしているのでしょうか。皆さんご自身を振り返るヒントとして、仲間たちのストーリーを見てみましょう。

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北米地域調達
グループ長

Mike Winklerさん

Profile

1990年にデンソー・マニュファクチュアリング・ミシガン(DMMI)に入社、材料、設備の調達担当者としてキャリアをスタート。
2015年にデンソーの北米地域調達グループ(以下、NAPG; North America Purchasing Group)に異動し、デンソーの全事業グループ向けの北米地域調達を統括する副社長に就任。デンソー北米地域の成長を支え、サプライヤーとの関係を強化するための戦略を練っている。

職場の魅力

北米地域調達グループ(NAPG)
NAPGには、アメリカ、カナダ、メキシコにいる100人以上の社員が所属し、協働しながら強力なサプライヤーパートナーシップを構築し、部品・材料・設備・サービスの調達を通じてお客さまに質の高い製品とサービスを提供しています。

「人」として接することが信頼の醸成につながる

私は共感と協働が調達の未来に必要だと信じています。サプライヤーはみな「人」であり、その人々が私たちの期待に応えたいと心から願っていることを、受け止めるのが重要です。
これまで調達は、そのことを見過ごしてしまっているときもありました。共感を示し、共に協力し合うパートナーでいることで、サプライヤーは、より気持ちよく私たちと協働できる。とげとげしい雰囲気よりも、信頼と分かち合いのある、協力的な環境のほうが技術開発のためにはより良いはずです。
​​​​​​​私は自分のチームメンバーの一人ひとりと働きながら、少しずつこの思いを強めてきました。
2015年にデンソー・インターナショナル・アメリカ(以下、DIAM)に異動し、より大きなチームを率いることになったとき、社員は会社と最近の組織再編に対してさまざまな感情を持っていました。私は社員の気持ちを前に向かせる必要がありました。
時間をかけて、各チームにはどういうメンバーがいて、何をしたいのか、どこを目指しているのか、個人的な課題は何か、一人ひとりにとって何が重要なのかを理解しようとしました。
この行動により、組織内には信頼が生まれ始め、互いをよく理解できるようになり、人々は自分が意欲的にいられる別のポジションに異動したり、プロジェクトに取り組むようになりました。当初は不満を持っていた人たちも、今では「課題を話すきっかけができた」「一緒に変えていける」と充実感を覚えています。
同じことがサプライヤーにも言えると思います。サプライヤーがどういう人々であるかを理解し働きかけることで、より前向きな成果や、より有益な議論につなげています。

「人」としての対応が最優先

2021年、テキサス州は冬の厳しい寒波によって深刻な電力危機に陥り、多くの人が水や食料、暖房のない生活を強いられました。この寒波によって特に樹脂供給に大きな問題が起こりました。デンソーの主要サプライヤー2社がほぼ生産停止となってしまったのです。
デンソーチームが最初にしたのは、サプライヤーに何か必要なものはないか、水や毛布のほか、家族にはどのような支援が必要かを尋ねることです。デンソーに納める製品がどこにあるのかの回答を求めることではありません。何より優先したのは、サプライヤーの人たちとその家族を守ることだったからです。
これがデンソーのデンソーたるゆえんであり、当社のDNAに組み込まれているものです。このことは、企業としてのデンソーのあり方をサプライヤーに知らしめ、災害を一緒に乗り越えようとしていることを理解してもらうのに役立ちました。
災害後差し迫って必要な必需品などがそろった後、供給についての議論を始め、共に前向きに課題に取り組み始めました。サプライヤーは、私たちが何よりもまず人として彼らを気遣っていることを理解してくれたため、より自由に話ができるようになりました。

共に成長するために

他者への接し方は当社のパートナー・デンソー双方にとって重要です。
「デンソースピリット(先進、信頼、総智・総力の精神)」 をサプライチェーンのパートナーと共に発揮すればするほど、サプライヤーはデンソーをより高く評価し、社会貢献へのアプローチを見習ってくれるでしょう。
サプライチェーンは、デンソー外にあるきわめて重要な存在でサプライヤーは私たちのコミュニティの一部です。私たち調達はデンソーに供給する企業が健全なビジネスを行えるようにし、さらに、進化もしなければなりません。
より付加価値の高い仕事を通じ、企業を進化させ、コミュニティを構築することが重要です。それが成長を支える礎となります。
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Q. デンソーのどんなところが好きですか

デンソーでは、自分がこうありたいと思う自分でいられます。
これまで私は試行錯誤を重ね、失敗したり成功したりしましたが、会社は試行錯誤や失敗を許してきました。過去の数えきれないほどの失敗が成長の糧となりました。失敗を許容することで社員に成長やプラスの方向に仕事をする余地を与える、それがデンソーの素晴らしいところです。
私は成長を続ける北米調達チームと仲間を、彼ら一人ひとりが貢献していることを誇りに思います。皆それぞれが良い方向へと成長しています。

(引用:DENSO Connection 「U&i,D&i」より

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